
海藻にちなんだ地名を調べてみました。
(1)ノリ:なかなか無い。函館空港の近くに志海苔という所がありますが、その他は余りありません。アイヌ語からの地名でしょうが、赤い海藻を何でも○○海苔と称しますので、板のりの海苔かどうかではありません。
(2)ワカメ:漢字では若布、若芽、和布とかかれます。若布、若芽はありませんでしたが、和布は福井市と兵庫県西脇市にありました。でも残念ながら「ワカメ」とは呼ばず。それぞれ「めら」「わぶ」とよぶので海藻とは関係がなさそうです。ちなみに下関と福岡に「めかり神社」がありますが地名とはなっていないようです。
(3)ヒジキ:漢字では何とかくやら(中国語では羊栖菜ですが)。当然、しらべられませんでした。
(4)コンブ:北海道の釧路近くに昆布森という地区があります。根室市にも昆布盛という所があります。ここでは文字通り、日本一生産量の多い、ナガコンブがたくさんあります。一方、函館本線(函館~札幌)の途中のスキーで有名なニセコの隣りに昆布という駅があります。ここは浜辺ではなく比較的内陸です。でもやはり北海道にはどこでも昆布と接した生活があったものと思われます。さらに京都市に昆布屋町、沖縄の具志川市に昆布という街があります。さすが、日本有数の昆布消費地です。